シルバーウィークは現行法制下において次に来るのは11年後なんだとか。
それを聞いて予てから暖めていたものの真夏に行うのは躊躇していた計画を実行することにした。
「サイクリングロードをつないで太平洋から日本海、日本横断 Coast to Coastライド」
9月21日午前2:44、真っ暗な太平洋を背景に神奈川県平塚の港を出発。
夜風が涼しい相模川の自転車道を北上、相模川大橋を渡って空が白々としてきた頃に八王子・浅川サイクリングロードを通過。
相模川大橋が見えてきた。
地元・浅川サイクリングロード
基地を横目に16号線を走り埼玉県・豊水橋手前のコンビニで補給食を調達。熊谷まで50kmの間コンビニは無いのだ。
入間川沿いの川越狭山自転車道は路面の状態も良く、沿道には木々が多く公園の中を走っているようだ。
川越狭山自転車道に入る。
きれいに整備されている
入間川大橋から荒川自転車道へ入り熊谷へ。
荒川は日本一川幅が広い川だそうだ。確かに川沿いに走っているにも関わらず川を見ていない。
荒川サイクリングロード川が見えない(笑)
桜堤公園では満開の彼岸花の中を通り抜け、熊谷駅前到着が10時。ここまでが今日の行程の約半分、残り140kmだ。
熊谷到着!
40分ほど小休止した後一般道で利根川自転車道へ。
利根川の河川敷もかなり広くゴルフ場やらグライダーの滑走路などがある。また目の前を大量のツバメがビュンビュン飛び回っているのは沿道の自然が豊かだからだろう。
お陰でさっきからツバメが狙う羽虫が口の中に入るわ、バッタや蝶が顔に当たるわ、極めつけの謎の甲虫の唇への直撃には思わず「痛っ!!」と叫んでしまったほどだ。
このあたりから晴れてきた
虫襲来
高崎から鳥川・碓氷川サイクリングロードを経て碓氷峠を登る。
ここへきてまだ足が残っているとは自分でも意外だ。軽井沢を通過したら一日目のゴール、上田駅へは下り基調の40km。
GPSを充電しながら走行初日ゴールまでもう一息
だがこれで緊張を切らしたのが良くなかったのか、ここからがやたらに長く感じて消耗が激しかった。
結局上田駅前のビジネスホテルに到着したのは20時、走行距離270km。
早速シャワーで汗を流したものの、やはりシッカリ入浴しないと何だか物足りない。一旦出るのも面倒だし、結局栓をした浴槽の底で横にうずくまって溜まってゆく湯船を全身で感じてみるという。
この非日常感がやけに楽しかったりする。(笑)
ウェアの洗濯を済ませ、ホテル地下の居酒屋で初日完走の祝杯をあげる。
メニューの「地元名産」だの「この時期だけ」の文言についつい財布の紐が緩んでしまうのは旅先での開放感とお祝い気分の成せるワザか!部屋で激しく後悔す!
続く
八王子市、北野駅から徒歩3分。
のむら整骨院・院長の秋のヒトコマでした。