秋晴れの10月後半、若干肌寒い位の陽気のほうが体を動かすには丁度良い。そんなわけで行ってきました宮ヶ瀬湖。

宮ヶ瀬湖の道の駅的存在の「鳥居原ふれあいの館」は自転車をはじめ、バイカーにドライブ客と盛況だ。

ここから湖を反時計回りに走ると現れるのが水の郷商店街と宮ヶ瀬湖畔随一の広さを誇るけやき広場。駐車場が有料だけにふれあいの館ほど人は多くはないがお土産屋や飲食店、広場には子供が喜びそうなロードトレインや野外音楽堂、カヌー教室などがある。

さらに進むと宮ヶ瀬ダムが見えてくる。この日は駐車場の順番待ちがあるほど賑わっていた。（自転車なのでそこは華麗にスルー）

右がインクライン
宮ヶ瀬ダムは下まで行けるエレベーターやインクラインなどがあって見所が多い。
ダムの高さ156ｍ、総貯水量は芦ノ湖とほぼ同じ約２億立方メートル。神奈川県の２／３の地域の家庭に水を送り、25,300戸分の電気を作っている。ちなみにマスコットキャラは「ミーヤ」という赤シャツにオーバーオールを履いた鹿だ。

ダム上は走行禁止
ダムの反対側まで自転車を押していくと道は二手に分かれている。両方とも一般車通行不可だが閉じたゲートの脇を人や自転車が通れる作りになっており、左のトンネルをくぐった先は湖周回道路で、湖の眺望が無いうえ坂がキツイ区間のショートカットが可能だ。これは自転車初級者にオススメできるコースだ。

右は急な下りの先に観光牧場「服部牧場」がある。

シマウマ＆ヤギ
ここは美味しいイタリアン・ジェラートが人気で、他にも搾乳体験などがある。またその近くの県立あいかわ公園も子供が喜びそうな遊具や工芸体験が出来る。

宮ヶ瀬湖は何度も来ているが、意外とレジャー施設として充実していたとは知らなかった。

宮ヶ瀬湖からの帰途は三増峠手前にある養鶏場が営むスィーツ店「卵菓屋」へ。

最近になってここで「卵かけご飯」が食せると知ったのだ。養鶏場で卵かけご飯…、それは聞き捨てならないわな。が、運のないことにまだ１時過ぎだってのに売り切れですと！ort

代わりに頼んだのはオムライス。２階のイートインスペースでいただきました。

トロフワで美味かったです！

卵菓屋からの告知。店の主人はとっても犬好きなようで、

こんな得体の知れない犬でも大切にしてくれます。（笑）飼い主は早く迎えに行ってあげて！

トレーニングという視点では全く実になっていないライドでしたがいろいろ発見があって面白かったです。
次こそは卵かけご飯だ！！

八王子市、北野駅から徒歩3分。
のむら整骨院、休日のヒトコマでした。

終業後、夜の浅川サイクリングロードで高幡不動へ。
路地裏の居酒屋に入ってみた。「たるすけ」。
http://www.tarusuke.jp/index.html

シャレオツな店内にサイクルウェアが浮きまくりだ。

自家製豆腐が美味しかった。あとナスの煮浸しも。
写真はノリで頼んでしまった梨の天ぷら。
外はカラッと中はアツアツでジューシー。
味はだいたい思ってた通り。（笑）

八王子市、北野駅から徒歩3分。
のむら整骨院、日常のヒトコマでした。

高尾山口駅そばに近頃オープンした「599 ミュージアム」へ行ってきました。

前面がガラス張りでふんだんに自然光が入る開放感のある空間です。

高尾山に自生・生息する動植物の標本が展示されています。

木の実がザックリ！

パパ 「ほーら、動物の燻製がいっぱいあるぞぉ。」

いやいや、燻製って（笑）

ムササビの剥製。意外と大きい！

壁の剥製にシンクロするプロジェクション・マッピング。

高尾山の四季を映し出す約8分の上映。

窓際のテーブルはカフェの席ですが、お弁当などを持ち込んで食べることが出来ます。

もちろんゴミは持ち帰りましょう。

この夏の日差しを遮るべく設置したアサガオによる緑のカーテンを撤収。
どういうわけか今年のアサガオは生育が悪くスカスカの出来栄えでした。
ん～、残念！

八王子市、北野駅から徒歩3分。
のむら整骨院、日常のヒトコマでした。

翌22日は朝から快晴。昨日までと違って千曲川自転車道を下流に向けての走行。
千曲川は新潟県にはいると信濃川と名を変える流路延長214ｋｍの日本最長河川。
このまま走っても日本海に着くが計画では飯山から国道292号で山を越え直江津へ向かう。
なぜならそこに「ハーバルスパ＆ホテル　元気人」があるからだ。
10年くらい前に訪れて以来、薬湯は数あれどここほど刺激的な湯を他に知らない。
朝日に照らされる千曲川

千曲川自転車道は良く整備されていて走りやすく、多摩川サイクリングロードと違って農村の長閑な景色が楽しめる。

ただ支流との合流部分では道がややこしくなり、そこへきて頼りのガーミン Edge500の簡易ナビが昨日から何度もエラーが出てロスタイムが多くなってしまった。

見覚えある施設！

長野市真島総合スポーツアリーナ、通称「ホワイトリング」。
長野オリンピックのフィギュアスケート、スピードスケート・ショートトラック用の施設として建造。1999年に普通の体育館に改修された。

国道117号線。飯山まであと少し

飯山駅が聞いていたのと違っていてビックリ。これぞ北陸新幹線効果！
（以前の駅舎）
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E5%B1%B1%E9%A7%85#/media/File:Iiyama.jpg

この旅最後のヤマ場、国道292号の登り。

気温は高く、300ｋｍ以上走った身体で臨んでいる割にちっとも辛く感じないのはゴールでの「寿司」と「風呂」があればこそだろう。
早く着けばそれだけゆっくりできる！
ソレ！「スシ、フロ、スシ、フロ、………………」おお、何かいいリズムで足が回るぞ！

河口が見えてきた！

上田を出て７時間後。直江津・関川河口、琴平神社前にて日本海と御対面！
総走行距離398ｋｍ、所要時間36時間、走行時間17.5時間。
https://connect.garmin.com/modern/activity/907375231

「いやぁー、やっと着いたなー。意外と行けちゃうもんなんだな～」
感想はだいたいこんなところ。

疲れてヘトヘトになったり、道に迷ってイライラしたこともあったが辛いとは思わなかった。

直江津駅前にて

さあ寿司だ！しかも廻ってないやつだ！
富寿し
http://www.tomizushi.com/shop/tomizushi/naoetsu/
「本日のお薦めにぎり」上段右からせいかい・松かれい・ひらめ、中段真いか・白ばい・さば・甘えび、下段つづのめ・えんがわ。
ああ、美味い！最初に出されたお茶からして美味いよ！（うるうる‥）

腹を満たしたら湯だ。
元気人
http://www.genkijin.com/bath/
前回訪れた時はロビーで既に薬湯の異臭がして、浴場に至っては呼吸する度鼻や喉の粘膜に焼けるような感覚を覚えたものだが、今は換気設備を刷新したらしく割と普通な雰囲気。
だが湯は健在。泥水みたいな湯は全身の皮膚のデリケートな部分をビリビリ刺激してくる。キムチ鍋の具になった気分とでもいおうか。
どんな効能があるかは知らないが、とにかく効きそうではあるな。（笑）

着替えを済ませ、直江津駅で自転車を輪行袋に詰めて上越妙高から北陸新幹線。
飯山・長野・上田・軽井沢・高﨑・熊谷と２日がかりで走った行程があっという間。
文明の力、スゲーッ！ってなる瞬間。

袋詰めの愛車。おつかれさま。

今回の旅のネタ元。Blue-Periodさんのブログ「４つのサイクリングロードをつないで日本海へ」
http://d.hatena.ne.jp/Blue-Period/20090820/1250761589
とても刺激になりました。ありがとうございました。

八王子市、北野駅から徒歩3分。
のむら整骨院・院長の秋のヒトコマでした。

　シルバーウィークは現行法制下において次に来るのは１１年後なんだとか。
それを聞いて予てから暖めていたものの真夏に行うのは躊躇していた計画を実行することにした。
「サイクリングロードをつないで太平洋から日本海、日本横断 Coast to Coastライド」

9月21日午前2:44、真っ暗な太平洋を背景に神奈川県平塚の港を出発。

夜風が涼しい相模川の自転車道を北上、相模川大橋を渡って空が白々としてきた頃に八王子・浅川サイクリングロードを通過。

相模川大橋が見えてきた。

地元・浅川サイクリングロード

基地を横目に１６号線を走り埼玉県・豊水橋手前のコンビニで補給食を調達。熊谷まで50ｋｍの間コンビニは無いのだ。
入間川沿いの川越狭山自転車道は路面の状態も良く、沿道には木々が多く公園の中を走っているようだ。

川越狭山自転車道に入る。

きれいに整備されている

 入間川大橋から荒川自転車道へ入り熊谷へ。
荒川は日本一川幅が広い川だそうだ。確かに川沿いに走っているにも関わらず川を見ていない。
荒川サイクリングロード川が見えない（笑）

桜堤公園では満開の彼岸花の中を通り抜け、熊谷駅前到着が10時。ここまでが今日の行程の約半分、残り140ｋｍだ。

熊谷到着！

40分ほど小休止した後一般道で利根川自転車道へ。
利根川の河川敷もかなり広くゴルフ場やらグライダーの滑走路などがある。また目の前を大量のツバメがビュンビュン飛び回っているのは沿道の自然が豊かだからだろう。
お陰でさっきからツバメが狙う羽虫が口の中に入るわ、バッタや蝶が顔に当たるわ、極めつけの謎の甲虫の唇への直撃には思わず「痛っ！！」と叫んでしまったほどだ。

このあたりから晴れてきた

虫襲来

高崎から鳥川・碓氷川サイクリングロードを経て碓氷峠を登る。
ここへきてまだ足が残っているとは自分でも意外だ。軽井沢を通過したら一日目のゴール、上田駅へは下り基調の40ｋｍ。
GPSを充電しながら走行初日ゴールまでもう一息

だがこれで緊張を切らしたのが良くなかったのか、ここからがやたらに長く感じて消耗が激しかった。
結局上田駅前のビジネスホテルに到着したのは20時、走行距離270ｋｍ。

早速シャワーで汗を流したものの、やはりシッカリ入浴しないと何だか物足りない。一旦出るのも面倒だし、結局栓をした浴槽の底で横にうずくまって溜まってゆく湯船を全身で感じてみるという。
この非日常感がやけに楽しかったりする。（笑）

ウェアの洗濯を済ませ、ホテル地下の居酒屋で初日完走の祝杯をあげる。
メニューの「地元名産」だの「この時期だけ」の文言についつい財布の紐が緩んでしまうのは旅先での開放感とお祝い気分の成せるワザか！部屋で激しく後悔す！

続く

八王子市、北野駅から徒歩3分。
のむら整骨院・院長の秋のヒトコマでした。