鍼灸治療

鍼治療について

当院では、針治療の前に「脈診」を行います。脈診は仰向けでリラックスしていただいた状態で行います。両手首の脈を診ることで、患者さんの体質や体調の乱れ等を判断します。その後、乱れを整えるためのツボを刺激して全身の機能に働きかけます。全身のバランスを整えるのと同時に、メインとなる症状の治療も同時に行っていきます。主症状のみならず全身のバランスを整えることで、身体本来が持つ回復力を促進させることができます。

西洋医学と異なり、針治療の利点は副作用等の身体的負担がすくないだけでなく、治療の過程で全身の機能が 調整・促進されることにあります。結果、当該症状のみならず、便秘や不眠、消化不良、肌荒れ等の諸症状の改善につながります。当院では患者さんごとにディスポーザブル(使い捨て)の 針を使用するなどして衛生面には細心の注意を払っております。

鍼治療の適応症

  • 痛み・不快感(肩こり・頭痛・腰痛・五十肩・手足のだるさ・しびれなど)
  • いわゆる不定愁訴(なんとなく気分がすぐれない・元気が出ない・食欲がないなど)
  • いまよりも体調をよくしたい方
  • これからも健康で痛い方
  • 原因不明の症状が続く方
  • 更年期障害

期間・費用について

料金は2,620~3,060円です。期間は症状により異なりますが、週に1から2、3回の頻度で数週間から数か月続けるのがふつうです。

期間・費用について

料金は2,570~3,000円です。期間は症状により異なりますが、週に1から2、3回の頻度で数週間から数か月続けるのがふつうです。

温灸治療について

お灸というと熱くて、黒い灸痕が残るというイメージがありますが、 当院で扱っているのはいわゆる温灸というもので、 燃えているもぐさが直接肌に触れるということがないので、 程よい熱さが持続し、熱くなく、痕も残りません。温灸と皮膚の間に、消炎・鎮痛効果のあるクリームを介して行いますので、 本来の温熱効果はもとよりクリームの薬効成分が温熱作用でより深く浸透し、 コリをほぐし、痛みを和らげ、血行を改善します。ほんのりとした温かさでリラックス効果もあります。料金は520~730円です。

温灸治療について

お灸というと熱くて、黒い灸痕が残るというイメージがありますが、 当院で扱っているのはいわゆる温灸というもので、 燃えているもぐさが直接肌に触れるということがないので、 程よい熱さが持続し、熱くなく、痕も残りません。温灸と皮膚の間に、消炎・鎮痛効果のあるクリームを介して行いますので、 本来の温熱効果はもとよりクリームの薬効成分が温熱作用でより深く浸透し、 コリをほぐし、痛みを和らげ、血行を改善します。ほんのりとした温かさでリラックス効果もあります。料金は510~720円です。

皮内鍼

皮内鍼とは、2~3mm程度のごく細い鍼を、皮膚に差し込んでそのまま置いておく方法です。わずかな刺激でありながら、使い方によっては筋肉の張りや痛みを抑える効果が得られます。肌色テープで押さえて止めるので、目立ちにくくまた脱落することもなく安全です。貼ったまま日常生活を過ごしていただきますが、痛み等を感じることはありませんし、お風呂にもそのまま入れます。ストッパーがついていますので皮膚の中に入りこむことは、絶対にありません。手軽にかつ持続的に用いることができるため、いろいろな治療と併用することで大きな効果をもたらします。

長時間刺激を与えることができるため、慢性化した症状や身体の負担を取り除きたい方に最適な治療です。また体のバランスを整えるためにもよく用いられます。自然治癒力を高める効果もあります。

鍼灸に関するよくある質問

Q

1. 鍼で感染しないか心配です。

A

当院では、使い捨ての鍼を使用していますので心配ありません。これらの鍼は、製造時に滅菌処理がなされており、開封後は殺菌線消毒保管庫内に置かれ、衛生状態が保たれています。施術時は、手指を消毒してから行います。

Q

2.いつから効き目が実感できますか。

A

個人差がありますが、症状が出てから間もない病気であれば、施術後すぐに症状が消えることもあります。しかしながら、一般的に慢性化した症状の場合は、治療にも時間がかかるのがふつうです。すぐに症状が消失しない場合は、ゆるやかに回復していくことになるため回数がかかります。ただ、症状が軽快しているのは実感できると思います。

Q

3.鍼が痛くないか心配です。

A

鍼灸用鍼は、注射針や縫い針に比較して大変細く、髪の毛ほどです。そのため、痛みを全く感じることなく、知らぬ間に鍼が入っていたということもしばしばです。また当院で使用している鍼は比較的細いものであるため、痛みは感じにくいです。

Q

4.お灸が熱くないか心配です。

A

お灸は、もぐさが燃えているイメージが一般的であるため、「熱いのではないか」と考えている人は大勢います。しかしながらお灸にもさまざまなタイプがあり、当院はその中でも熱さのない「温灸」といわれるものを多用しています。火傷もつくらず、熱さもありません。温かい刺激を与えるだけなので、心配する必要はありません。逆に気持ちよさを感じる方もいるくらいです。

Q

5.鍼灸のあとお風呂に入れますか。

A

はい、大丈夫です。直後でなければ問題ありません。ただし施術前の入浴はおすすめしません。入浴直後は血流が促進されており、正確な脈診が難しくなるからです。

Q

6.副作用はありますか。

A

西洋医学と異なり、東洋医学には副作用という考え方はありません。一部の方には鍼治療後、好転反応といって一時的に症状が強く感じたり、めまいやふらつき等を感じることがありますが、これは刺激に対して身体が正常に反応していることを示すもので副作用ではありません。ただしこういった反応が苦手な方には刺激の大きさを調整し、これらの反応を起こりにくくすることも可能です。

Q

7.施術当日に飲酒をしてもかまいませんか?

A

基本的にはおすすめしていません。施術により血流が促進されていた状態で飲酒をすると、普段よりも吸収がよくなってしまい、酔いすぎてしまうからです。また、治療後は空腹感を感じやすく、飲みすぎたり食べ過ぎたりしてしまうこともしばしばです。できるだけ体を休め、自然治癒力が高まるに任せることをおすすめします。

Q

8.生理中でも受けられますか?

A

女性の場合、月経期間に関わりなく治療を受けられます。月経期、月経痛を緩和させる目的で来院される方もいます。症状によっては月経周期も参考にし、そのときの体調に合わせた施術を行います。

Q

9.筋肉の症状にしか効果がないのですか。

A

そのようなことはありません。鍼灸の効果は筋肉だけでなく、内臓や自律神経系、脳の働きにまで及びます。東洋医学では、ピンポイントの治療ではなく全身の機能改善に着目しているのです。

Q

10.鍼の本数はおおいほうがいいのでしょうか?

A

おおければおおいほどよく効くというわけではなく、針の本数と効果の有無はほぼ関係ありません。的確な診心を行ったうえで、体に対して適切な刺激を与えられるかどうかがポイントであり、そのためにはその方に合った刺激を与える必要があります。同じ人であっても、そのときによって適切な鍼の数や刺激量は異なります。その人、その時々に合った適切な治療が最も効果的です。

Q

11.鍼灸はお年寄り向けの治療法ですか。

A

そんなことはありません。小児には刺さずに刺激する小児鍼というものもあり、年齢や症状、体質によって鍼や灸の種類を変えるなどして行っていきます。

Q

12.鍼はどれくらい深く刺すのでしょうか。

A

鍼の種類や手技、場所によって異なりますが、浅い場合は数ミリ程度、深い場合は数センチ刺します。もちろん、十分な解剖学の知識のもと行っているため、危険な部位に深く刺すことはしません。鍼灸師は国家資格取得者であり、無資格者はできません。